『やろう、やろう』と思っても、なかなかできない方へ
「今年は、○○を始めるぞ!」「○○を目標に頑張る!」
そう思いつつ、なかなか「やろう!」と思ったことができない。そんなことは、ありませんか?
「自分は意志が弱いから・・・」「努力が足りないから・・・」
ついつい自分を責めがちですが、実は心理学・科学の視点から頑張らなくてもできるんですって!
これは、【朗報!】
やりたいことがいつも先送りになっちゃうから、なんとかしたいと思ってました。
そんな方にオススメなのがこの本。
「やってのける 意志力を使わずに自分を動かす」
(ハイディ・グラント・ハルバーソン著、大和書房)
コロンビア大学で社会心理学者として活動してきた著者は、冒頭でこう言い切ります。
「成し遂げるための科学」
1、目標を達成できるかどうかは、生まれつきの資質だけでは説明できない
2、目標を達成する能力は、誰でも高められる
重要なのは、「何をすべきか知らないため失敗する」のではなく、「何をすべきかを知っていながら失敗する」ことがほとんどであること。
つまり、自制心、意志力、努力という気持ちに行動の原動力を委ねてはダメということです。
では、何から始めるのでしょうか?
ゴールをかためる
「なぜ」この行動をすべきかの意義と、具体的に「何を」するかを使い分ける。
「なぜ」の問いでモチベーションが高まり、「何を」で行動化ができる
「いつ」それを達成するのか。目標達成ができる可能性が、グンと上がる。
「なぜ」を考えるとやる気が出て、「何」を考えると難しい行動ができる。なるほどです。
確かに「何」をするTo Do Listを作っても何だかやる気が出ない。
やるけど、面白くない。そのうち疲れる。
そもそも「何のためだっけ?」と疑問に思う。
「なぜ」やるかを考えていても、行動にはつながらない。
ふわふわした話に終始しがちで、理想論ばかり。
行動なき理想は、寝言ですからね。
だから、「なぜ」を振り返り、「何を」するか道のりを小分けするということですね。
何だか当たり前のように思いますが、渦中にいるとこれが見えなくなりませんか?
自分を俯瞰してみる大きなヒントだと思います。
次に、自分はどんなタイプかを分析し、思考や行動のクセを見抜く方法が載っています。
これはなかなか面白いですよ。
忙しい毎日を、いかに効率的・効果的なパフォーマンスを出し、遊びの時間も増やしたいですね!